最低賃金と美容師と考えること

いきなりですが、最低賃金1000円超えましたね。

東京と神奈川だけですがとうとう超えました。

そんなことを、ふと思いながら我が業界のことを考えました。

 

美容師の年収平均284万円。

最低賃金上がったから今は288万円ぐらいなのかな?

とにかく最低賃金スレスレが我が業界の平均年収です。

ただ、大金をもらう人もいれば、平均を下回る人もいます。

(従業員ですとアウトですが・・)

 

あまりに業界に慣れすぎたのか、あまりピンとこないですよね。

でもやっぱり、声を大にして言いたい。

 

専門技術をもって、最低賃金っておかしくな~~い!!

 

その専門技術、接客術、あなたがどれだけの時間と労力、費用をかけたか。

・・。

時間給あたりの評価は高校生のアルバイトと同じなんです。

 

やっぱり、おかしい。

 

ワタシもいちサロン経営者として残念ですが思います。

この状況、誰のせい?

経営者>美容師

だと思います。

ダントツで経営者ですが。

 

先に言っときます。

ワタシも優れた経営者ではありません。

ただね、あまりにもアレなサロン経営者が多いと思います。

多すぎて、アレなことなのに本人も従業員も気づかず、

普通のサロンだと思い込んでいる。。

 

専門職が、高校生バイトとおなじって、

普通じゃないって!

 

美容師は手仕事であり、生産量は大きくは変えられない。

カリスマ美容師ぐらいの時期にスタイリストとアシスタントをチーム制にし、チームとしての生産性をあげようとした。実際効率があがった。

 

ワタシ思います、手仕事の正攻法って、

一つの仕事にどれだけ価値を上げられるか。

手仕事から生み出されるものにどれだけの付加価値がつくか。

そこを競うものであり、生産量を競うものではないだろうと思います。

 

付加価値を上げる努力をする。これは美容師の役割です。

付加価値の高い手仕事をいい条件で売れる場を提供する。これ経営者の役割。

 

わかりますよね?

美容室経営者はスタイリストの働く場を作り、美容師は手仕事の価値を追求する。

また経営者は良いお客さんを集客する。

手仕事の価値の高さをうまく宣伝し集めたお客さんは、

長くにわたって支持してくれる顧客へとなります。

 

己の仕事を客観視するのは難しいことですが、

同じお金を払うならこの人に払いたい!そう思ってくれる人を多くつかんでください。

またこの人に払いたいと思わせる美容師を目指すこと。

有名じゃなくてもいいんです。オーラなくていいんです。

手仕事の価値は技術だけではありません。

どうか多くの美容師が最低賃金に追いかけられないよう頑張りましょう!

 

そしてもう一つ、

最低賃金が世界一高い国。オーストラリア。

約20ドル/時間。

同じことをし、同じ時間を働いて、労働環境もしっかり守られ、

がっぽり稼げます!

国の制度として給料が2倍になるところに身を置く。

日本国内で奮闘するよりいいかもね♪

いいな~♪

 

本当は最低賃金からの従業員独立までを書こうとしていたのですが、

届きませんでした。続きは今度。たぶん。

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