美容師はサービス業です。
サービス業なんだから、こーした方がいいよ。
とか、こうするべきが接客よ!
と昔、先輩方より教えられてた気がする。
でも最近、ある人とお酒を飲んでる席で
己がさらりと言った言葉に、考える時がある。
「相手に何かを奉仕することが美容師のサービスではない」
「自分が何をしたいか、何に価値観を置いてるかアナウンスすることが重要だ」
とワタシは語っていた。
真意としては、
現在のお客さんは過剰なサービスを求めない。
お客さん自身が、美容師から何を受け取れるか、体験できるか、実感できるか、
ご自身の考え方や、興味のあるものと
美容師もしくはサロンが発信しているものにピタリとハマるかどうか。
そこを大事にされているような気がする。
そしてそのようなお客さんが上客になることが多い。
「矢田さんはお客さんに気を使いますか?」
と聞かれ、
瞬発的に
「必要以上は使いません」と返した。
つづけて、
気を使うことより、自分が何をしたいのか、何を提供したいのかを
重視していますとお答えした。
その美容師にとって自分の考えや価値観が
共有できるお客さんに囲まれること。
それは、美容師を「個」のビジネスモデルとしたとき、
これほどまでに自身が働きやすく、結果が出しやすいものはないだろう。
最後に何が言いたいかというと、
人に気を使うより、
自分の興味や知識、そして考え方をアップデートし続けること。
これが今の美容師が持つべきサービスなのだと思う。
本業のネタは、ついつい熱くなります。
暑苦しくてすみません。